州立大学の選び方州立大学ターゲットの大学の選びかたについてちょっと書いてみようと思う。もちろん留学の形は人それぞれだし、州立大学の他にもリベラルアーツカレッジなど色々な留学先が 考えられるけど、今回は(節約型留学?)州立大学をターゲットとした場合を書いてみようと思う。 学校選びが大変なんでいう話をよく聞くけど実はそんなに難しくないと思う。 まず、「ベスト」の選択をしようとしてドツボにはまっているケースが多いような気もすんだけど、 日本の学校だって本当にベストな学校を選ぶのは難しいのに、ましてやアメリカの学校ともなると ベストのものを選ぶことは不可能だと思っておいたほうがいいし、ある程度のところで妥協して あとは実際に行ってみるしかないと思う。最悪の所だったら転校という手もあるわけだし。 具体的にどんな方法で学校をしぼりこんでいくかを書いてみよう。 学校選びの要素はおおざっぱに分ければ「学校の質」「学校の場所、周囲の環境」 あと、当たり前の話だけど「実際に入れるのか」といったところだと思う。 「学校の質」の中には「学費」「設備」「先生を含めたスタッフがしっかりしているか」 「留学生にとってやりやすい環境にあるか」「自分の専攻したい専攻があるか」 「そこから卒業する価値があるか」といったような要素が含まれると思う。 「学校の場所、周囲の環境」の要素は「治安」「気候」「都市部か田舎か(車が必要か)」 「地域の気質はどうか」「日本人が多いか(どういう日本人が多いか)」 「日本人にとって住みやすいか(日本食材店、直行便の有無)」といったところだと思う。 実際に入れるかの要素で一番重要なのはやはりテスト(TOEFLなど)のスコアだろう。 さて、それでは一気に学校をしぼりこんでいってみよう。 留学関係の掲示板などで良きにつけ悪しきにつけよく引き合いに出される US News & World Report という雑誌が(東京などだったら洋書売場にいけば普通においてある)年に一度、大学のランキングを 発表する。ランキングというものはよく批判の対象になるけど全く参考にならないといったらウソになる。 たとえばこの US News のランキング1位~50位の大学(Tier 1)と 151位~200位(Tier 4)の大学ではやはり歴然とした差がある。 というわけで Tier 3 以下の大学はばっさり切る(理由は言わずもがな)。カテゴリーは大きく National Universities と Liberal Arts Colleges に分かれているけど、(Regional 系は 地元密着型だから考慮しない)今回は州立大学にターゲットをしぼるということなので、 Liberal Arts Colleges も切る。さらにこの中で州立大学だけピックアップすると、 もう約60校までしぼりこまれている。 ここで心配になった人がいるかもしれない。「そんな大学(Tier 1 とTier 2)に果たして 入れるのか」と。たしかに上位校はテストなどのスコアも相当なものを要求してくるし、 難しいかもしれないけれど、Tier 2 まで許容範囲とするとぜんぜん大丈夫だ。 まあ、Tier 1 の学校はそれなりに難しいかもしれないけど、すでにしぼりこまれている60校のうち、 上位20校くらいをあきらめればあとはそこそこスポーンと入れてしまう大学が多いような気がする。 さらにアメリカの大学の場合学生の「多様性」というのも重要な学校の評価対象になることがあって、 Tier 1 や Tier 2 でも、特に留学生の数が少ない学校で積極的に留学生を受け入れている 留学生には「お買い得」な学校もある。(ここいらへんについてはまた別の機会に詳しく書こうと思う。) 授業についていけるか?と心配になった人もいるかもしれない。これも大丈夫である。 一部の上位校を除いて授業のレベルなどはほとんど同じようなものだと思う。 (つまり入ってしまった者勝ち。) ちなみに、US News のランキングによってしぼりこんだ時点で、「設備」「先生を含めた スタッフがしっかりしているか」「そこから卒業する価値があるか」の条件は絶対でないにしても 「当たり」を引く確率は下位校より高いと思う。 「自分の専攻したい専攻があるか」も学校のウェブなどで簡単に調べがつく。 参考になる本としては、Gourman Report という本がある。 (これも東京などの洋書売場にはおいてある。びっくりすることに和訳版まである。) この本は専攻ごとに学校をランクづけしている本で、またランキングか~って思った人もいると思うけど、 順番はあまり気にせずに、この本に載っていればオッケー程度には参考にしてみてもいいと思う。 例えばだけど、ここまでのやりかたで「Business Administration」専攻 (いわゆるビジネス専攻)で絞り込んでみたらすでに20校までしぼり込めた。 ここまでしぼり込んだところで、学費で網をかけてみよう。学費は US News にも載っている。 日本の国公立大学と違って州立大学は学校によって学費が大きく違うことがあるので要注意。 UC(カリフォルニア大学)系や、その他 US News のランキング上位に食い込んで きている州立大学には高いところが多い。 さらに「学校の場所、周囲の環境」(参考資料:CITIES RANKED&RATED など)で網をかけていけば、 10校くらいまで簡単にしぼりこめるはずで、それくらいだったら全てに出願することも 可能だと思うし、それだけ出しとけばどっかにひっかかる確率は高い。 ←ブログ内フリーページの留学ネタリンク集。 各フリーページの簡単な説明つき。 ブログHOMEに戻る |